コギシギシ

タデ科 ギシギシ属

 
2024.5.10 栃木県   2024.5.10 栃木県


田の畦、河原、荒地などに生える多年草で、高さは30〜50センチ。葉は長楕円状披針形〜披針形で、縁は波状縁で、基部は
くさび形〜浅い心形、下部の葉には長い柄がある。
花は茎の先に円錐状に総状花序となり、輪生状に緑色の花がまばらにつく。花後花被片は翼状になり、卵形で縁に刺がある。中央のこぶ状突起は長卵形。花期は5〜8月。関東地方以西〜九州に分布する。

〜徒然想〜

全体に小ぶりで、花後の花被片の縁が鋭い棘状になるのが大きな特徴です。
エゾノギシギシも棘状になりますが、棘がやや少なく、花被片は丸みがあります。本種の葉は細長く、縁はやや波打ちます。エゾノギシギシに見られる
葉裏脈上に突起状毛はありません。

コギシギシはギシギシと並んで在来種です。しかし、絶滅危惧U類(環境省)に指定されるほど数を減らしています。
多摩川河川敷をギシギシの仲間の違いを観察しながら歩き、
いかにもコギシギシと思えるものをみつけたのですが、自信が持てず宿題にしていました。
画像は栃木県で撮り、本種として良さそうです。

−同じ科の植物−

 
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