エゾノギシギシ

タデ科 ギシギシ属

 
2022.6.4 栃木県   2022.6.4 栃木県


ヨーロッパ原産の帰化植物。原野、林縁、道端、河川敷などに生える多年草で、高さは50〜130センチ。茎は直立して硬く上部で枝を分け、葉柄などとともに紫褐色を帯びることが多い。葉は卵状長楕円形〜長楕円形で、縁は波打ち、裏面脈状には突起状の毛がある。根生葉や下部の葉の基部は心形で、長い柄がある。
花は茎の先に総状花序となり、小さい花が輪生状に多数付く。内花被片は三角状卵形で、縁に刺状歯があり、中央のこぶ状突起は大きい。花期は6〜9月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

本種の特徴は、
花後翼状に大きくなる内花被片の縁が棘状となることと、葉裏の脈状に明確な突起毛があることです。
エゾノギシギシは、名を知っていても何気なく見るだけで、撮影することもありませんでした。花として、あまり美しいと感じなかったからです。
観察会で、エゾノギシギシには葉裏に突起毛があることを教えられたことが、ギシギシの仲間を精査するきっかけになりました。
でも、観察を始めたのはいいのですが、この仲間は種類が多く、しかもよく交雑し、中間的なものもみつかりました。素人にはお手上げ状態で、分かる範囲の収載になりました。

−同じ科の植物−

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