山地、丘陵地などに生える落葉高木で、高さは5〜18メートル。葉は互生し、倒卵形〜広倒卵形で、先は短く尖り、基部はくさび形、全縁。
花は葉の展開前に枝先に開花し、直径7〜10センチ。花の下に小さな葉が1個付く。花弁は6個、白色で基部は紅色を帯びる。外側の萼片は3個で小さい。雄しべ、雌しべは多数。花は芳香がある。果実は秋に熟し、裂開し赤色の種子がぶら下がる。花期は3〜4月。北海道〜九州に分布する。
〜徒然想〜
コブシというと、丘陵地や山里に咲いているイメージがあります。対し、よく似たタムシバは山地に咲くイメージがあります。
山を登り詰めた景勝地で白い花をみつけました。直感的にタムシバと思いました。でもよく見ると、花の開き方がまとまり、違うようです。撮っておくことにしました。
コブシとタムシバは、コブシが花弁のすぐ下に小さな葉が付くことなどで見分けることができます。
山里のコブシは10メートルほどの高い木で、季節には当たり前に見かけていましたが、撮影することはありませんでした。
今回は背丈が3メートルほどと低く、身近で新鮮な想いで撮影しました。
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