ユーラシア原産の帰化植物。河川敷、田などやや湿った場所に生える多年草で、高さは10〜60センチ。茎は折れ曲がって地に付いた所から根が出て、無毛。葉は羽状に細裂し、裂片には細かい鋸歯がある。
花は茎の先にまとまって付き、直径4〜5ミリ。花弁は黄色で長さ3〜5.5ミリ。果実は細い円柱形、長さ1〜1.5センチ。花期は5〜9月。中部地方以北〜北海道に散在する。
〜徒然想〜
イヌガラシに花や果実は似ています。違いは、イヌガラシは果実が果柄よりも長いのに対し、本種は果実と果柄がほぼ同じ長さです。下方の葉の切れ込みが著しいのも、見分けのポイントです。
とはいえ、中間タイプも多く見られるので、はたと迷うこともしばしばです。
コロナ禍で遠出ができず、近くの河川敷を散策していると、普段スキップしている花が多く目に入ってきます。中間的な帰化種も多く、見分けが紛らわしいです。それも楽しからずやです。
−同じ科の植物−
|