ケカモノハシ

イネ科 カモノハシ属

 
2021.10.5 神奈川県   2021.10.5 神奈川県


海岸の砂地などに生える多年草で、高さは30〜80センチ。茎の下部は砂中を長く横走し、節から根を出し、上部は分枝する。茎はやや太くて硬く、節に短毛が密生する。葉は線形、両面に毛がある。
花序は長さ6〜12センチで、2個の総からなり、密着して1個の花序のように見える。小穂は広倒卵形で長さ7〜8ミリ、白色の長い毛が多い。花期は7〜9月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

ネットでは砂地で群生する画像が報告されています。でも、撮影地は岩場の隙間を埋める草地のせいか、群生することなく疎らに見られました。砂地のように根を延ばせないからでしょう。
花序に毛が多いもの(ケカモノハシ)と、無いもの(カモノハシ)が混生していました。
本種は花序だけでなく、茎や葉に長毛が生え、花序や茎など、全体にやや太いことが、カモノハシとの違いです。ただ、花序に毛が少ない中間タイプも見られました。

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