湿地、草地、砂浜などに生える多年草で、高さは30〜70センチ。茎は細くて無毛。葉は線形、無毛か疎らに毛があり、葉舌は短い。
花序は直立し、長さ4〜7センチ。花序は2個あるが密着して1個のように見える。節間は太く、3稜形で毛はなく、有柄小穂の柄との間にいくらか隙間がある。小穂は広披針形で長さ5〜6ミリ、芒はない。花期は7〜11月。本州〜九州に分布する。
〜徒然想〜
最初は、何だろうと名前も知らずに撮影しました。
帰って調べると、カモノハシでした。ただ、撮影したものには、全体に毛が多いケカモノハシと毛のないカモノハシが混在していました。撮影もいい加減で、それぞれの特徴も捉えていませんでした。
他の植物の撮影もあり、再度出かけることにしました。この地ではカモノハシよりもケカモノハシの方が断然多く見られました。カモノハシは、毛の有無だけではなく、ケカモノハシに比べると花序が細身でした。
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