ハナハタザオ

アブラナ科 ハナハタザオ属

 
2019.7.7 山梨県   2019.7.7 山梨県


日当たりのいい草地、砂礫地などに生える2年草で、高さは15〜55センチ。茎は直立し、ときに下部で分枝する。葉は狭楕円形〜線状披針形で、両面に毛があり、縁には2〜4対の鋭い鋸歯がある。
花は茎の先に総状に付き、紅紫色で直径1センチほど。花期は6〜7月。本州、九州に分布する。

〜徒然想〜

ハナタネツケバナとハナハタザオは、いずれもこの仲間では大きな花を付け、きれいです。
ハナタネツケバナは、北海道の湿原に生えます。
ハナハタザオは、本州と九州に分布がありますが、産地は限られています。茨城県のある公園や海岸近くに生えていて絶滅に瀕しているとの報告がある一方で、本画像の撮影地は関東の内陸です。海岸と内陸に産地が分かれるこの植物の不思議を感じます。
本画像の産地では、痩せた砂礫地でも生き生きと生え、周辺の草地でも幼花が沢山見られました。

−同じ科の植物−

 2019.7.7 山梨県    2019.7.7 山梨県
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