ハマニンドウ

スイカズラ科 スイカズラ属

 
2019.5.28 鹿児島県屋久島  


海岸の近くの林縁などに生える半常緑性のつる性木本。茎は蔓となって長く伸び、よく分枝して茂る。葉は対生し、卵形〜狭卵形で、質は厚く、先は鈍形、基部は円形または浅心形で、両面とも無毛。
花は枝先の葉腋の花茎の先に2個ずつ付き、白色で後に黄色に変わる。花冠の長さは4センチほど、二唇形で上唇は浅く4裂し、下唇は線形で下垂する。苞は披針形で、長さ3ミリほど。果実(液果)は球形で直径7〜10ミリ、黒熟する。花期は5〜7月。紀伊半島、中国地方〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

これは探し出したかった花の一つです。海岸付近に生えるということで、勘を頼りに脇道に入ります。勘は正解で、林縁で華やかにぶら下がっていました。
スイカズラと似ていますが、スイカズラは葉状の苞が見られるのに対し、本種にはそれが見られません。茎には毛は見られませんでした。
かたや海、かたや林の道を、のんびり散策します。ハマニンドウは随所で見られました。オキナワテイカカズラもあったのですが、そのときは本土にもあるテイカカズラと思い、撮影はスキップしてしまいました。

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 2019.5.28 鹿児島県屋久島    2019.5.28 鹿児島県屋久島
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