フトモモ

フトモモ科 フトモモ属

 
2019.5.29 鹿児島県屋久島   2019.5.29 鹿児島県屋久島


インド原産の常緑高木で、高さは10メートルほどになる。葉は対生し、披針形で革質、光沢があり、全縁。
花は枝先に付き、直径4センチほどで緑白色。花弁は開花と同時に脱落し、黄白色の雄しべが目立つ。果実は液果で、長さ3〜5センチの球形又は卵球形。花期は3〜5月。屋久島以南の南西諸島、八丈島、小笠原で野生化している。

〜徒然想〜

森の入り口で、初めて見る花に出逢いました。南方の地で見たサガリバナのような形で、きれいです。
珍しい花かと期待しながら図鑑を開きましたら、インド原産で街路樹や果実を利用するために栽培されていたものが、野生化しているようです。撮影地は栽培地の風情はなく、森と同化しています。
花はサガリバナと同様に多数の雄しべが目立ち、雄しべが落ちると花柱が1本残ります。
なお、果実は、甘みと酸味があり食べられ、ジャムやお酒の香り付けなどに使われていたようです。

−同じ科の植物−

 
 2019.5.29 鹿児島県屋久島    2019.5.29 鹿児島県屋久島