〜徒然想〜
改定新版「日本の野生植物」(平凡社刊)では、萼歯が長く尖るものをオオクルマバナとして分けています。
その他、茎は分枝しない、花冠がやや大きい、花期が6〜8月と早いなどの違いがあるとされています。分布は本州(青森〜福井県の主に日本海側)です。
クルマバナを見直すにあたり、花仲間のHPでオオクルマバナの名を知り、ストックしていた画像からそれらしきものをみつけました。思えば、花仲間は岐阜県の山中に貴重な花を探しに同行した方で、同じ写真を撮っているはずです。それをいち早く本種と気付いているのはさすがです。私などは、6年後の気付きになってしまいました。
画像を確認すると、線状の苞と紛らわしいですが、確かに萼の先は針のように長く尖っています。茎は1本立ちで、分枝していません。葉、茎、萼筒、苞に長毛が生え、萼筒には腺毛があるようにも見えます。
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