オオバチドメ

セリ科 チドメグサ属 
     APG分類ではウコギ科

 
2021.9.7 東京都高尾山   2021.9.7 東京都高尾山

山地の湿った林下などに生える匍匐性の多年草で、高さは10〜20センチ。茎は地を這い、先は斜上する。葉は互生し、円形、掌状に浅く5〜7裂する。基部は深い心形、縁には鈍鋸歯があり、表面に毛がある。
花は茎の葉腋から1〜数個の小さな散形花序を出し、花は球状に集まり、5弁花で帯緑色〜緑白色。果実(分果)は平たい球形。花期は7〜10月。関東地方南部以西〜九州に分布する。

〜徒然想〜

コロナで、出かけられるのは同じ東京都内の高尾山と近郊の丘陵地、河川敷ぐらいです。感染者のピークが下がり始めた頃を見計らい、特に目当てもないままに、高尾山に出かけてみました。

チドメグサの仲間は地に貼り付くように生え、目立たない小さな花を付けます。
いつも歩いている道で、それらしき葉をみつけました。よく見ると小さな花や実を付けています。さらに見ると、葉が切れ込むものとそうでないものが見られます。実の形も違います。
調べるとオオバチドメとヒメチドメのようでした。オオバチドメは、金平糖のような実に混じり、小さな白い花が残っていました。

−同じ科の植物−

 2021.9.7 東京都高尾山   2021.9.7 東京都高尾山