イガガヤツリ |
カヤツリグサ科 カヤツリグサ属 |
海岸近くの草地、砂地、湿地などに生える1年草で、高さは10〜50センチ。茎は硬くて葉を叢生する。葉は線形。深緑色で葉鞘は淡赤褐色。 花は茎頂に多数の小穂からなる頭状の球形花序を作り、小穂は扁平で披針形、鋭頭、一部赤褐色を帯び長さ1〜2センチ。 花(果)期は7〜9月。関東地方以西〜沖縄県に分布する。 〜徒然想〜 難しいカヤツリグサ科の植物の中でも分かりやすいと思っていましたが、近縁の植物を調べて見ると、安易には同定できなくなってきました。 似たものに、カワラスガナ、チャガヤツリなどがあります。 カワラスガナと比べると小穂が鋭頭であること、苞葉が多いこと、撮影地が千葉県の海岸に近い湿地であること、チャガヤツリと比べると花序に柄がなく単生していることから、本種としました。 この日の主役はミズオトギリやタヌキマメなどで、一通り撮り終わってからカヤツリグサ科の植物をいくつか撮りました。 −同じ科の植物− |
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2011.9.4 千葉県 |
2011.9.4 千葉県 | 2011.9.4 千葉県 (画像にポインターをおいてください) |