アゼナルコ |
カヤツリグサ科 スゲ属 |
田の畦、休耕田、湿地などに生える多年草で、高さは50〜70センチ。根茎は短く、叢生する。葉は線形。 小穂は4〜7個付き、上方のものは雌雄性、下方のものは雌性で柄があって垂れ下がり、円柱形、長さ3〜6センチ。雌鱗片は淡緑色で褐色を帯び、凹頭で長い芒があり、芒の縁には刺がある。果胞は扁平で倒卵形、表面には乳頭状突起が密布する。嘴は短く口部は全縁。花期は5〜6月。本州〜沖縄県に分布する。 〜徒然想〜 淡緑色の小穂が垂れ下がる特徴的な姿をしてので、絞り込んで同定できるかと思いました。 とはいえ、アズマナルコ、オタルスゲ、テキリスゲなどの似たものもあるので、油断はできません。 雌鱗片の先が凹むこと、芒が長いことなどが特徴なので、画像で確認し、本種としました。 陽射しの強い中、トウサワトラノオを撮りに行った湿地で群生していました。 −同じ科の植物− |
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2014.5.17 栃木県 |
2014.5.17 栃木県 | 2014.5.17 栃木県 | |
2020.6.21 東京都高尾山 | 2020.6.21 東京都高尾山 |