ユウガギク

キク科 シオン属

日当たりの良い山野の草地や道端などに生える多年草で、高さはや50〜150センチ。枝は広い角度で分枝する。葉は互生し、卵状長楕円形、基部で羽状中裂し、質は薄い。
花は白〜薄青紫色で、直径2.5センチほど。痩果の冠毛は短い。花期は7〜10月。近畿地方以北に分布する。

〜徒然想〜

長野県や山梨県に出かけると、山野の各所でみることができます。しかし、枝が横広がりに分かれ、何となく雑然と花を付けるので、撮影には難しい野菊です。
山梨の山では、垣根のように群生する姿に出逢いました。山を遠景において撮影してみましたが、あまり満足できる写真にはなりませんでした。
名に柚香菊の漢字が当てられていますが、柚子の香はしないようです。それならば、せめて、いつかは優雅な菊として撮影したいものです。

カントウヨメナとの区別が難しいですが、素人なりに調べてみました。

−同じ科の植物−

2010.9.12 山梨県
 2011.8.16 長野県白馬山麓    2006.10.2 東京都
     
   2006.10.2 東京都  
     
   2011..9.15 山梨県  
2024.9.29 東京都三鷹市
カントウヨメナよりも横広がりになります
2024.9.29 東京都三鷹市
総苞と花茎の毛はカントウヨメナと同じです
     
 2024.9.29 東京都三鷹市    2024.9.29 東京都三鷹市
2024.9.29 東京都三鷹市 2024.9.29 東京都三鷹市
切れ込みの深い葉が混じります カントウヨメナと同様に、触りは滑らかです  
     
 2024.9.29 東京都三鷹市    2024.9.29 東京都三鷹市
 冠毛はカントウヨメナと同様に短いです  
     
 カントウヨメナの痩果 2024.9.28 東京都三鷹市
肩付近に腺毛があります
   2024.9.29 東京都三鷹市
痩果 毛はありますが、腺毛でないようにみえました