ユキヨモギ |
キク科 ヨモギ属 |
イナムラヨモギ |
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2012.10.15 神奈川県 | 2012.10.15 神奈川県 |
海岸の岩場や草地に生える多年草で、高さは40〜100センチ。茎、葉の両面、頭花に白色の綿毛が多く、全体が白く見える。茎は叢生し、よく分枝する。下部の葉は長楕円形で、羽状に全裂し、裂片はさらに中裂する。中部の葉はやや小さい。 頭花は円錐花序に多数つき、長さ4ミリ、直径2ミリほど。ヨモギに比べ、全体に白いだけでなく、葉の裂片の幅が広い傾向があり、頭花もやや大きい。花期は10〜11月。伊豆諸島、伊豆半島、神奈川県に分布する。 イナムラヨモギはユキヨモギとヨモギの雑種で、葉は緑〜灰白色で、裂片の幅が両者の中間の形態となる。 〜徒然想〜 ネット情報によれば、イナムラヨモギが多く、銀白色の純粋なユキヨモギは少なくなっているとあります。 訪れた観察地ではユキヨモギと判断できそうな個体からヨモギと言えるものまで、葉の色が銀白色から緑色まで連続的で、線引きが難しい状況でした。 本HPでは、その中で銀白色が強く、葉幅が広いものをユキヨモギとして収載しました。 葉色が中間的なものはイナムラヨモギと思われますが、明確な線引きは?です。 本州北部〜北海道にはシロヨモギがあり、こちらは白い綿毛に覆われていました。 −同じ科の植物− |
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