ヤマザトマムシグサ

サトイモ科 テンナンショウ属

山地の林内、林縁などに生える多年草で、高さは70センチほどになる。鞘状葉や偽茎部は淡緑色〜淡紫褐色で斑がある。偽茎は長く、開口部は襟状に開出する。葉は2個で、鳥足状に分裂する。小葉は7〜17個、マムシグサに似る。
仏炎苞は葉と同時に開き、筒部には白筋があり、口辺部は側面が急に広がる。舷部は三角状卵形〜広三角形、基部で白筋が広がりドーム状に盛り上がり、先は長く尖る。普通外面は紫褐色。付属体は棒状、仏炎苞の舷部に隠れ目立たない。花期は5〜6月。中部、関東地方に分布する。

〜徒然想〜

林道沿いによくみられました。最初は普通のマムシグサと思っていましたが、次第に仏炎苞の色や形が違うのに気付き、車を停めます。終期のものほど仏炎苞の色が濃く、扁平になって口辺部を覆っています。
マムシグサは分類が難しく、ヤマザトマムシグサも広義のマムシグサとしてその名があります。長野県では比較的よくみられるとされるマムシグサのタイプです。

思えば、このHPを立ち上げる時にマムシグサをアップしていますが、不勉強でした。じっくりとこの仲間を検討し、見直さなければならないと思っています。

−同じ科の植物−

2010.6.12 長野県

2010年に記した上記の徒然想を読むと、マムシグサの名については混乱がみられます。
「日本産テンナンショウ属図鑑」(邑田仁ら,北隆館,2018年)によれば、マムシグサは四国、九州にみられ、関東に見られるのはカントウマムシグサとされ、それぞれ独立種です。

ヤマザトマムシグサについても、広義のマムシグサの表記は消えてます。前記図鑑の写真と解説は大変理解しやすく、どちらかというと訳が分からなかったマムシグサの仲間達の同定が楽しみになってきています。

功罪もあります。すでにアップ済のサトイモ科の中に誤った画像がいくつか見られます。順次修正していきますので、しばらくはご容赦をお願い致します。
当初オオマムシグサとしていた画像は、すべてヤマザトマムシグサでした。(オオマムシグサの項参照)

 2010.6.12 長野県(画像にポインターをおいてください)    2015.5.22 長野県
 2015.5.22 長野県   2010.6.12 長野県
 
 2012.5.26 長野県   2012.5.26 長野県 
 
 2011.5.21 長野県    2011.5.21 長野県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery