トキワヤブハギ |
マメ科 ヌスビトハギ属 |
林下のやや暗い場所などに生える常緑亜低木で、高さは50センチほど。葉は3小葉からなり、小葉は卵形〜卵状楕円形で、先は尖る。側小葉は頂小葉より小さい。 花は茎頂に総状花序にまばらに付く。花は淡紅白色〜淡紅色で、長さ6ミリほど。莢果は2〜3個の小節果からなる。花期は8〜11月。九州種子島、屋久島以南〜沖縄県に分布する。 〜徒然想〜 沖縄訪問にあたって、事前に調査しておいた植物です。同時期に見られるリュウキュウヌスビトハギとの違いを知りたいとも思いました。 それぞれの場所に案内していただきました。トキワヤブハギは林道脇にも見られましたが、林の中に群生がみられました。木漏れ日が射す、やんばるにしては比較的明るい森です。 花は、特に中心部の紅色が濃く、きれいです。別の場所では、中心部が紅く花弁がほぼ白色の花も見られました。 さて、リュウキュウヌスビトハギとの違いですが、花数が多く付くこと、花色が紅色の濃いものがあること、節果が大きいこと、葉がより丸いことなどに気付きました。でも、決定的な差異ではないかもしれません。 帰宅後調べると、葉裏の葉脈が、リュウキュウヌスビトハギの方がより細かい脈が見えるとの記載を発見しました。現場で確認していないことを悔やみました。 −同じ科の植物− |
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2014.9.27 沖縄県 |
2014.9.27 沖縄県 | 2014.9.27 沖縄県 |
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