タチキランソウ |
シソ科 キランソウ属 |
キランソウ |
2010.4.10 愛知県 | 2004.5.9 東京都奥多摩 |
山地の日当たりのいい林縁などに生える多年草で、草丈は3〜20センチ。茎は倒伏することが多く、全体に白い毛が散生する。葉は対生で、長楕円形、縁にはやや粗い鋸歯がある。 花は上部の葉腋に数個付ける。花冠は青紫色で、唇形、長さ1.5センチほど。上唇は直立して2裂し、キランソウよりも大きい。花期は4〜5月。関東地方南部〜東海地方に分布する。 〜徒然想〜 この花の名を知ったのは、みかんさんのブログ“みかんの花日記”からです。関東の山でよく見られるキランソウに比べ、上唇が大きく、耳のように立ち上がる特徴を有しているということなので、撮り貯めたキランソウのアルバムから探したことがあります。 残念ながらアルバムの中には上唇が大きいものはありませんでしたが、タチキランソウの名は記憶に残りました。 ここは奥三河にあたるのでしょうか。林道をのんびり歩いていると、山側の傾斜地にキランソウが見えました。普段なら横目で見て通り過ぎるのでしょうが、今回は違います。同行者の一声にタチキランソウの名がよぎり、のぞき込みます。 三角形の耳が2つ〜間違いなく本種のようです。うれしいですね。待ちこがれた花に出逢えたときのような気分です。 みかんさんに感謝です。 −同じ科の植物− |