タチギボウシ

ユリ科 ギボウシ属

低地〜山地の湿原、湿った草原などに生える多年草で、高さは60〜100センチ。葉は根生し、長楕円形で、縁はやや波状で、脈が目立つ。
花は茎の上部にやや下向きに付き、花被片は6個で紫色の筋がある。色は淡い紫色から濃い紫色のものまで変化が多い。花期は7〜8月。北海道〜本州中部地方以北に分布する。

〜徒然想〜

コバギボウシと思い撮ったものの、立ち姿や背丈、花色が濃いなど、ちょっと違和感を覚えました。
ネットで調べるとギボウシの仲間にタチギボウシがあり、特徴に一致するものがあります。ピンとまっすぐに立ち上がり、背丈も80センチほどありました。葉の葉脈もはっきりしています。
これらからタチギボウシとしましたが、そもそもコバギボウシとタチギボウシを区別しない考え方もあります。

荒れ果てた休耕田に、ぽつりぽつりと立ち上がる紫色は、ひときわ鮮やかでした。

−同じ科の植物−
2009.9.21 栃木県(画像にポインターをおいてください)
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