シラヒゲソウ

ユキノシタ科 ウメバチソウ属

山地の湿った地などに生える多年草で、高さは15〜30センチ。根生葉は心形で長い柄があり、茎葉は数個付き、円心形で多少茎を巻く。
花は茎頂に1個付き、白色で直径2〜2.5センチ。花弁は5個で、縁は糸状に細かく裂ける。花期は8〜9月。本州、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

2種のトウヒレンの仲間を探しに、群馬県と埼玉県の山に登ってきました。残念ながら群馬県ではみつからず、埼玉県では花期に遅れたようです。情報を精査していつの日かリトライです。

その代わり、双方の山でシラヒゲソウをみることができました。今まで植物園や山荘の前に植えられているのを見ただけだったので、自生の姿をみることができてうれしかったです。
いずれも水が滴り落ちるような崖下に生えていました。暗い地に生える純白の花は、自らが白い光を発しているようで綺麗です。
花弁の縁が細かく裂けていることを除けば、葉の形や付き方、葯の様子などはウメバチソウによく似ていて、仲間であることがよく理解できます。

−同じ科の植物−
2011.9.24 埼玉県
2011.9.24 埼玉県 2011.9.24 群馬県
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