シマササバラン |
ラン科 クモキリソウ属 |
ユウコクランの変種。山地の暗い林内などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。葉は広披針形で、厚く光沢がある。 花は多数つき、全体的には紫褐色。花期は5〜7月。伊豆七島に分布する。 〜徒然想〜 明るい林道から一転、藪を分け入ると細く暗い道がつながっていました。花との出逢いが期待される道です。 シマササバランは道脇や少し開けた草むらに生えていました。沖縄で見たユウコクランによく似ています。 島の愛好家の方々は、両種の違いをよく観察しています。側萼片と上萼片の長さの違い(シマササバランがやや長い)、唇弁の窪みや縁の切れ込み(シマササバランは先端まで窪みがあり、縁は突起が無く緩やか)、蕊柱の形(シマササバランは翼がみられない)、その他の細かな違いを比較研究しています。 研究成果の報告書をみながら、ほんとうに頭が下がる想いです。 −同じ科の植物− |
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2012.7.1 東京都伊豆七島 |
2012.7.1 東京都伊豆七島 | 2012.7.1 東京都伊豆七島 |