シコタンスゲ |
カヤツリグサ科 スゲ属 |
海岸の風衝草地などに生える多年草。根茎は短くゆるく叢生する。 有花茎は高さ40〜80センチ。上方の1〜2個の小穂は雄性、側小穂は雌性で、それぞれ1.5〜3センチ。雌鱗片は紫褐色で芒がある。果胞は楕円形〜広楕円形。果期は7〜8月。北海道(根室・釧路・礼文島)に分布する。 〜徒然想〜 キヨシソウを撮影していた時に、傍らで撮影していた現地の方に教えてもらいました。 ”珍しいのですよ! レッドの植物です。” ほぉー! と見惚れているうちにその方は立ち去ってしまいました。もう少し話を聞きたかったなぁー。 調べてみましたが、情報は少ないです。絶滅危惧U類(VU)の植物でした。本州に分布するミヤマアシボソスゲの変種になります。 似た植物にはリシリスゲがあり、北海道とサハリンの高山に生えます。対し、こちらは海岸草地に生え、果胞がリシリスゲより幅広です。! −同じ科の植物− |
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2016.6.8 北海道 |
2016.6.8 北海道 | 2016.6.8 北海道 |