シコクママコナ

ゴマノハグサ科 ママコナ属

山地の林縁や草地などやや乾いた場所に生える半寄生の1年草で、高さは20〜50センチ。葉は対生し、広卵形又は広披針形。苞は卵形で、縁に少数の歯牙があるか全縁。
花は長い筒状で、先は2唇形、紅紫色で、下唇部は白色、下唇部の内側に黄色の隆起部分が2個ある。花期は8〜10月。東海〜中国地方、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

少し因縁のある植物です。九州で見られることを確信していたのですが、ママコナの仲間が見られるものの、隆起部分は黄色ではなく赤紫色又は白色でした。見ることを楽しみにしていただけに、がっかりしたものです。

しかしながら、愛知で撮影したシコクママコナをアップするにあたり、愛知のシコクママコナと鹿児島のママコナの仲間を比較すると、苞の歯牙に共通するものがありました。
そして、いつも参考にしているhanamistさんの「野の花賛花」のシコクママコナの項が力になりました。下の唇弁の先が白、斑紋が黄色という花が一般的であるものの、九州の南部には赤紫色一色というタイプもあるようです。
鹿児島のママコナの仲間が、これにあたると思われます。
ママコナの項に追加していた画像を、シコクママコナに訂正いたします。

−同じ科の植物−
2013.9.21 愛知県
2012.9.28  鹿児島県 2013.9.21 愛知県
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