ムロウテンナンショウ |
サトイモ科 テンナンショウ属 |
2014.5.4 滋賀県 | 2014.5.4 滋賀県(画像にポインターをおいてください) |
山地の林下などに生える多年草で、高さは30〜80センチ。葉は2枚で、小葉は7〜17枚が鳥足状に付き、狭楕円形〜線形。花序は葉より先に開くことが多い。 仏炎苞は淡緑色で、舷部の先は短く鋭く尖り、筒部より短い。付属体は基部が太くて先が細く、淡緑色、上部はやや前に曲がる。花期は4〜6月。愛知、福井県、近畿地方に分布する。 〜徒然想〜 キシダマムシグサ(ムロウマムシグサ)と同じ場所に生えていました。時に並んでいます。 同じ”ムロウ”の名が付くマムシグサとテンナンショウ、他の地でも同じ場所に生えていたとの情報が伝わってきます。名付けをするときに何らかの関連があったのでしょうか。少し調べてみましたが、両者とも奈良県の室生に語源があるものの、名付け時の関連情報はありませんでした。 ムロウテンナンショウの特徴は、付属体の先が次第に細まり、先は前に曲り、淡緑色、先端はやや膨らんで緑色とあります。そのような典型株の近くには形態は同じものの付属体の基部が茶褐色、先端が暗い緑褐色のものも見られました。これもムロウテンナンショウとしていいのか疑問のままですが、掲載することにしました。 −同じ科の植物− |
左:ムロウテンナンショウ 右:キシダマムシグサ 2014.5.4 滋賀県 |