ミヤマアカバナ

アカバナ科 アカバナ属

亜高山〜高山帯の湿った地に生える多年草で、茎の上部には腺毛があり、高さ5〜25センチになる。花茎はあまり分枝しない。葉は長卵形で、縁には低い鋸歯があり、腺毛を散生する。
花は淡紅色で直径8ミリほど。花弁は5枚あり、先は浅く2裂する。柱頭は棍棒状。花期は7〜8月。北海道、本州中部以北に分布する。

〜徒然想〜

八ヶ岳や北岳など、高山の稜線に出る前の樹林帯での出逢いが多い花です。
八ヶ岳では、樹林帯の切れ間に開けた草原があり、好んで年に何度か訪れます。ひとしきり花観察して、食事をしながら冷えたビールを飲むのが何よりの楽しみです。
腰を下ろした遠方には山が見え、傍らの斜面にはミヤマアカバナの淡いピンクの花が見えています。心落ち着くひとときです。

高山帯でこの花との出逢いは古く、各所で撮り貯めた画像が残っています。しかし、アップするにあたってこの花を調べるにつれ、その仲間がいろいろあることを知り、アップできなくなりました。それぞれの仲間の特徴を確認していないからで、画像の中には迷うものが沢山ありました。
仲間にイワアカバナ、シロウマアカバナ、アシボソアカバナ、ヒメアカバナなどがあり、今後、葉や鋸歯の形、茎や刮ハの毛の様子などをルーペで確認しながら撮り直しです。

−同じ科の植物−
2007.7.28 山梨県北岳
 2008.8.11 長野県白馬岳    2006.7.30 長野県八ヶ岳
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