イワアカバナ

アカバナ科 アカバナ属

低山〜亜高山の湿った地に生える多年草で、高さは15〜60センチ。茎は上部でよく分枝し、短い曲がった毛がある。葉は長楕円状披心形で、縁には鋭い鋸歯がある。
花は淡紅色〜白色で、直径1センチほど。柱頭は頭状。花期は7〜8月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

ミヤマアカバナと対でアップ使用としていたのですが、なかなか典型的なイワアカバナとの出逢いがなく、のびのびになってしまいました。
両者の違いは柱頭の形にあり、前者は頭状、後者はこん棒状とされています。しかし、その形は中間的なものが多く、果たして頭状なのかこん棒状なのか、迷い続けてきました。
月山で見たものは背丈が80センチほどもあり、ミヤマアカバナとは明らかに様子が違います。柱頭の形にはまだ納得できないものがありますが、典型的なイワアカバナと言っていいでしょう。白花品でした。

これからも柱頭の形や茎の毛をのぞき込みながらの観察が続きそうです。

−同じ科の植物−
2007.8.15 山梨県
2006.9.2 長野県 白花 2008.7.26 山形県(画像にポインターをおいてください) 
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