ミクリ

ミクリ科 ミクリ属

浅い河川、湖沼、水路などに生える多年草で、高さは50〜100センチ。茎は直立し、地下茎を伸ばして時に群生する。葉は線形で、先は尖らず、裏面中央に稜があり、断面は3角形。
花は上部の葉腋から花序を出し、下部に1〜3個の雌性頭花、上部に7〜15個の雄性頭花をつける。果実は直径2〜3センチの金平糖状の集合果となる。花期は6〜8月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

誰もいない北海道の海岸です。
シロヨモギなどを見て車に帰ると、農家の方が怪訝な顔で車を見ています。東京ナンバーが気になったのでしょうか。話しかけてみると、何と2年前に横浜からこの地に移住してきた方でした。広い大地で畑を耕す道を選んだと言います。でも、冬はやはり厳しいようです。

ミクリは畑の傍らを流れる用水路を埋めるように茂っていました。茎の上部に雄性頭花が付き、下方に雌性頭花が付きます。

-同じ科の植物-
2012.7.20 北海道
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