マツノハマンネングサ

ベンケイソウ科 マンネングサ属

 
2014.8.14 東京都奥多摩   2014.8.14 東京都奥多摩

山地の落葉広葉樹の樹幹などに着生する多年草で、高さは5〜10センチ。葉は互生し、線形で、肉質でやや扁平。
花は枝の先の集散状花序に10〜20個付け濃黄色。花弁は4枚で3〜4ミリ。花期は7〜8月。本州関東、中部地方に分布する。


〜徒然想〜

この花を最初にみつけたのは2011年で、登山道脇の倒木に10株以上着いていました。しかし、花はほとんど終わっていました。
翌年、わくわくしながら登ってきましたが、今度はやや早く、がっかりしたものです。
そして次の年2013年は、花芽を付けた株は一つもなく、株自体も数を半減していました。そして4年目、さらに株を減らし花を付ける様子は全く見られません。やはり、倒木では育たず、衰退していくようです。

この倒木は、もう花を咲かせないでしょう。諦めて付近の頭上を丁寧に探し、みつけたことはみつけたのですが、あまりにも高く、きれいな画像は残せませんでした。
でも、いくつか情報を得ています。2015年は、アップの画像や、もう少しきれいな画像が残せる・・・・・・、はずです。

2015年は、予定通り2ヵ所の産地を訪れることができました。1ヶ所は倒木にも生え接写できましたが、盛期にはやや早かったようです。

縁があって、2018年は目の下で観察できるほどの群生地に巡り合うことができました。ありがたいことです。
首が痛くなるほど高い木の上を探し続けた日々が、今思うと懐かしいです。
傍らにはヤシャビシャクも着生していて、4月に花のアップを見る楽しみが出来ました。

-同じ科の植物-

  
 2011.8.28 東京都奥多摩    2012.8.7 東京都奥多摩
2018.7.31 静岡県 2015.8.1 山梨県
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