マルバハタケムシロ |
キキョウ科 ミゾカクシ属 |
海岸の岩場などに生える1年草。茎を放射状に伸ばして匍匐し、長さ30センチほどになり、節から根を出す。葉は多数つき、円形〜倒卵形で、葉柄があり、肉質。 花は葉腋から花茎を立ち上げて、淡い紫色を帯びた白色で、直径8ミリほどの花を付ける。花冠は深く5裂し、裂片は先が鈍頭又は円頭になる。花期は9〜12月。奄美大島〜沖縄県に分布する。 〜徒然想〜 これも絶滅が危惧されている植物です。奄美大島でも数ヶ所の自生地が知られているのみです。 この地に来ることが決まるまでは名前も知らず、貴重な植物であることも知らず、海岸に生える植物であることも知りませんでした。 名前からすると、畑に生える植物と思っていたのでしたが、案内された場所は海岸の砂地を回った岩場でした。 上から水が滴り落ちています。岩の隙間に沿うように本種がびっしりと貼りついていました。 花は小さな星型です。でも、よく見ると3弁と2弁に分かれています。ミゾカクシの仲間であることがよく理解できます。 -同じ科の植物- |
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2015.5.30 鹿児島県 |
2015.5.30 鹿児島県 | 2015.5.30 鹿児島県 |