キビシロタンポポ

キク科 タンポポ属

道端や山地の草地などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。葉は倒披針状線形で、羽状に中〜深裂する。
頭花は白色〜淡黄色で、直径4センチほど。総苞は淡緑色で、総苞外片は開出しない。花期は4〜5月。本州中国地方に分布する。

〜徒然想〜

この地でこの雰囲気ならキビシロタンポポがあってもいいはずと、ゆったりと歩を進めます。道端は日当たりが良く、タチツボスミレやカテンソウが咲き乱れ、近くには民家が数軒まばらに連なっています。
やはり、ありました。白いタンポポです。

関東でもみられるシロバナタンポポとよく似ていますが、本種は近畿地方以西にしか見られず、頭花はやや小ぶりです。
あとで調べると、シロバナタンポポと比べ、花茎はせいぜい20センチ程度と短く、頭花中心部の黄色がより濃く、葉は地面に這い、総苞の外片が反り返らない、などの違いがあるようです。
ただ一つ気になる点は、総苞は淡緑色ということですが、本画像では緑色が濃くみられることです。
でも、総じて、キビシロタンポポの特徴を有するので、本種としました。

−同じ科の植物−
2012.4.15 広島県
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