ホソエカエデ

カエデ科 カエデ属

 
2015.5.2 山梨県   2015.5.2 山梨県

山地の林内、渓流沿いなどに生える落葉高木で、高さは10〜15メートルになる。葉は対生し、卵形又は広卵形、浅く3〜5裂する。裂片の先は尾状に尖り、縁には重鋸歯がある。葉柄は紅色を帯びる。
雌雄別株で、10センチほどの総状花序に淡緑白色の花を20〜50個付ける。花弁は5枚で、雄しべは8個。花期は5〜6月。本州、四国(まれ)に分布する。


〜徒然想〜

ウリハダカエデとよく似ていますので、よく比較されています。別名にもホソエウリハダの名があります。
違いは、直視的にはホソエカエデの葉柄が赤味を帯びることと葉の形です。その他花序の毛の有無、花柄の長さなどに違いがありますが、現場ではなかなか観察する余裕はないでしょう。
今回観察した林内ではウリハダカエデも同居して見られました。葉を並べて撮影できたことは幸いでした。

−同じ科の植物−

左ウリハダカエデ 右ホソエカエデ 左ウリハダカエデ 右ホソエカエデ
     
2015.5.2 山梨県 2015.5.2 山梨県
   2015.5.2 山梨県  
2008.6.7 山梨県 2008.6.7 山梨県