ホソバノヤマハハコ |
キク科 ヤマハハコ属 |
山地の日当たりのいい草地などに生える多年草で、高さは30センチほど。茎は叢生するが、中部では分枝しない。葉は互生し狭披針形。 花は枝先に散房状に多数付く。花期は8〜9月。福井県、愛知県以西〜九州に分布する。 〜徒然想〜 本種は愛知県以西に分布するとされています。そのため、信州や山梨県などで葉の細いヤマハハコを撮影してもホソバノヤマハハコと同定することに躊躇し、アップしないままの画像が多く残っています。 愛知県で明らかにホソバと言えるものに出逢いました。葉だけでなく茎も細く、全体的になよっとした様子です。 背丈も図鑑の説明のとおり30センチほどです。 ここで、改めて山梨県(2ヶ所)で撮影した葉の細いヤマハハコと見比べてみます。山梨県で見られたものもホソバと呼んでいいようにも思えますが・・・、さて!? −同じ科の植物− |
|
2013.9.21 愛知県 |
2013.9.21 愛知県 | 2013.9.21 愛知県 | |
ヤマハハコとホソバノヤマハハコには、迷うものがあります。ホソバノヤマハハコは福井・愛知県以西に分布し、葉の幅が1〜6ミリと細いものとされています。 しかしながら、山梨県や長野県でも葉の細いものが見られます。そのため、「長野県植物誌」では両者を分ける必要はないとしていますが、納得できるところもあります。 |
2013.8.29 山梨県 | 2013.8.3 山梨県 | |
2017.9.9 長野県 | 2017.9.9 長野県 |