ヒメコナスビ

サクラソウ科 オカトラノオ属

 
2016.7.4 鹿児島県   2016.7.4 鹿児島県

高地の湿地、道端などに生える多年草で、高さは5〜10センチ。コナスビの矮小型の変種。葉は対生し、卵形、母種に比べて円くて大きさは1/2〜1/3以下。
花は茎頂や上部の葉腋に付き、黄色で5裂し、直径1ほどと、植物体に比べ大きい。花期は7月。九州屋久島に分布する。


〜徒然想〜

ヤクシマコオトギリや不明のオトギリソウに加え、この地にはもう一つ小さな黄色い花がありました。ヒメコナスビです。
前2者と紛れていますが、花の形からして違うので、区別は容易です。葉が小さくて、花ばかりが目立つ感じです。

コナスビの矮小化変種ということで、屋久島の高地では、いくつかの植物は矮小化するのかもしれません。となると、ヤクシマコオトギリの項でやたら小さくて?だったオトギリソウは、コケオトギリでいいのだろうか。

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