ヒメハッカ

シソ科 ハッカ属

湖沼の周辺、湿地などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。茎は直立する。葉は対生し、卵状長楕円形、先は鈍く全縁。
花は茎頂に集まって付き、花冠は淡紅紫色で長さ3〜4ミリほど。花期は8〜10月。北海道、本州に分布する。

〜徒然想〜

シソ科というと毛が多い植物をイメージしてしまう変な先入観をもっています。
対して、この植物は節に短い軟毛があるだけで、全体はほとんど毛がないシソ科です。しかも、この植物は日本の固有種で、ハーブからイメージされる外来のものではありません。
足下にこぢんまりと咲いていました。花序は径1センチあまり、一つ一つの花は直径2ミリほどだったでしようか。

タカネママコナを見た後は、ヒメハッカの地に向かってみました。この地は有数の観光地で、家族連れ、カップル、外国の方などが、キャンプなど、それぞれに夏の終盤を楽しんでいます。その傍らに座り込むように撮影する姿を想像してください。ちょっと浮いた存在です。
花は、喧騒の傍らで咲き始めたばかりでした。

−同じ科の植物−
2017.8.19 山梨県
 2011.9.4 千葉県    2011.9.4 千葉県
     
 2017.8.19 山梨県    2017.8.19 山梨県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery