ヒメエゾネギ |
ユリ科 ネギ属 |
亜高山〜高山帯の蛇紋岩地、石灰岩地などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。エゾネギの変種で、基本種に比べると小型で、花被片が短い。 花は淡紅色。花被片は6枚、雄しべは6本で花被片よりも短い。花期は7〜8月。北海道(アポイ岳、幌尻岳、大平山など)に分布する。 〜徒然想〜 アポイ岳では、非常に繊細な姿で、ヒメエゾネギの名に納得できるものがありました。赤茶けた砂礫地に頼りなさげに葉をくねらせ、花茎をもたげています。 花茎の高さは10センチほどだったでしょうか。今にも消え入りそうな姿です。 白馬岳などに見られるシロウマアサツキと近縁の植物ですが、蛇紋岩の塩基性がこのような姿にさせるのでしょう。 アポイ岳を訪れた機会はまだ少ないですが、訪れるたびに特産種や準特産種がみられ、実に魅力的な山です。次は、5月初旬又は6月半ばに訪れてみたいです。 −同じ科の植物− |
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2012.7.22 北海道アポイ岳 |
2012.7.22 北海道アポイ岳 | 2012.7.22 北海道アポイ岳 |
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