ハマイブキボウフウ

セリ科 イブキボウフウ属

イブキボウフウの海岸型で、海岸の砂地や礫地に生える。イブキボウフウに比べ背丈が低く、葉が厚い。裂片の幅はやや広く、先は鈍形。
花期は6〜7月でやや早い。北海道・本州近畿地方以北に分布する。

〜徒然想〜

東北三山(早池峰山、秋田駒ヶ岳、鳥海山)の花紀行の合間に、海岸でキャンプすることにしました。風はなく、柔らかい陽射しの日本海です。青い海と小さな白波のコントラストがきれいです。
ハマイブキボウフウは古い石垣に付いていました。強い陽射しを目一杯受けていました。面白い石垣で、キリンソウ、ツリガネニンジン、ニガナの仲間と思われる植物がみられますが、いずれも典型種とは葉の厚さ、毛の具合、背丈など、姿が違います。
ハマイブキボウフウは、海辺の環境に適応して、草丈、葉の厚さ、葉幅などが変化していったものと思われますが、イブキボウフウと大きな違いはありません。

−同じ科の植物−
2010.7.7 秋田県
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