フウラン |
ラン科 フウラン属 |
常緑広葉樹林の樹幹や岩上などに着生する多年草。葉は広線形で、多肉質で硬く、弓形に彎曲する。 花は下部の葉鞘の腋から花茎を出し、先に3〜10個の白色の花を総状に付ける。花被片は線状披針形。距は長く線形で湾曲する。花期は6〜8月。関東以西〜沖縄県に分布する。 〜徒然想〜 車が停まり、案内された場所は普通の民家でした。そして不意に目の前に現れたのはフウランでした。 “えっ!” あまりにも突然で、唖然とする自分がいました。 憧れでもあったランです。上の方にはナゴランもぶら下がっていました。3、4メートルほどの木にびっしりと絡みついています。 両種とも大株で、かなり古くから自生しているように思えました。言うまでもなく夢中で撮影しましたが、あとで思うと純白の花と長く湾曲した距は気品があり、野生蘭の女神のようでした。 9月の九州では、ヘツカランと共に着生するフウラン(葉)が多くみつかり、遠い憧れのランが一気に身近になった想いがしています。 −同じ科の植物− |
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2012.7.1 東京都伊豆七島 |
2012.7.1 東京都伊豆七島 | 2012.7.1 東京都伊豆七島 |
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