オオムラサキシキブ

クマツヅラ科 ムラサキシキブ属

海岸近くの林縁などに生える落葉低木で、高さは2〜3メートル。葉は対生し、卵形〜楕円形、質は厚くて光沢がある。
花は葉腋から集散花序を出し、小さな花を多数付ける。花冠は白〜淡紫色で筒状、長さ5〜8ミリ、直径4ミリほど、先は4裂し、裂片は平開する。果実は球形で直径4ミリほど、紫色に熟す。花期は6〜7月。東海地方以西、四国・九州南部、沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

宿の朝食までにはまだ時間があり、近くを花散策します。宿は高台にあり、少し歩いただけで視界が開け、見上げれば山頂への稜線が見えます。静かな朝です。

しばらくすると、人声が聞こえてきました。耳を澄ませば、子供混じりの家族連れのようです。
みつけました。稜線に4人ほどが見え、次第に姿も声も大きくなってきます。早起き家族に驚きです。

観察地では、このような山の登山口に近いところや庭先に生えていました。ムラサキシキブに比べて、花の数は多いものの色は淡く、もさっとした感じです。
ムラサキシキブの変種で、葉が大きく幅広く、質も厚く光沢があります。花序も一回り大きく、実も多く付けます。

−同じ科の植物−
2012.6.30 東京都
2012.7.1 東京都 2012.6.30 東京都
 2012.6.30 東京都   2012.7.1 東京都