オオミズトンボ |
ラン科 ミズトンボ属 |
日当たりのよい湿地などに生える多年草で、高さは40〜60センチ。葉は茎の下部に数枚付き、線形。 花は茎の先に多数付ける。ミズトンボに似るが、花被片は唇弁を除き純白色、側萼片は斜卵形で横に開出する。距は長さ2.5〜4センチ、唇弁は十字形に裂け、側裂片は斜め下を向く。花期は8月。関東地方以北、北海道?に分布する。 〜徒然想〜 ”おはようございまーす! 花を撮りたいのですが、中に入らせてもらっていいですかー!” 。 お願いしたおばちゃんは、”ああ! 気いつけてなー!” 快く許しをくれました。 そして、 ”誰かに何か言われたら、〇〇さんから許しを得てると言えばいいだよ!” ・・・うれしい一言でした。 撮影を終え片づけしていると、小さなトラクターが近づいてきました。乗っていたおばあちゃんが、 ”すまんが、花を刈ってくれんかね!” 盆の花にするという。足が悪いようです。 黄色のオミナエシと紫のキキョウを刈ってあげると、”すぐそこだで、茶でも飲んでいかんかね!” と誘われました。縁側での茶談義で、田舎の情景に浸るのもいいかなと思いましたが、お盆の最中で帰りの渋滞が気になります。丁重にお断りすることにしました。 オオミズトンボは、サギソウやサワシロギクなどと共に、そんな田舎で大切に守られていました。いつまでも残したい自然の風景でした。 -同じ科の植物- |
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2016.8.13 栃木県 |
2016.8.13 栃木県 | 2016.8.13 栃木県 |