エゾツルキンバイ

バラ科 キジムシロ属

海岸、塩湿地などに生える多年草で、茎は地を這って伸び、、節から根を下ろす。葉は奇数羽状複葉で9〜19個の小葉からなり、小葉は長楕円形で、縁に粗い鋸歯があり、裏面に白い綿毛が密生する。
花は茎から出た長い柄の先に付き、黄色で直径2〜3センチ。花弁は5枚で、花被片は広倒卵形。花期は6〜7月。北海道〜本州北部に分布する。

〜徒然想〜

ヒロハノカワラサイコとの違いが分からなくなり、北海道の地で撮った両者を見比べてみることにしました。
地を這うように咲く姿と黄色い5弁花はよく似ています。しかし、よく見ると、花弁の形が違います。直径も、より大きいようです。葉はエゾツルキンバイの方が光沢があり、鋸歯が細かく鋭いようです。
そして、決定的な違いは、エゾツルキンバイには匍匐枝があり、海岸の塩湿地に生えることでしょう(ヒロハノカワラサイコは乾いた海岸砂地でみられました。)。
今回の北海道花巡りでは、両者の違いに疑問を持ち、比較できたことは幸せでした。

−同じ科の植物−
2012.7.24 北海道
2012.7.25 北海道 2012.7.24 北海道
 
 2015.7.2 北海道    2015.7.2 北海道
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