アオホオズキ

ナス科 イガホオズキ属

山地のやや湿り気のある林内などに生える多年草で、高さは30〜60センチ。葉は互生し、長楕円形、先は次第に細く尖り、基部は狭まって葉柄になる。
花は葉腋に1〜2個、垂れ下がって付く。花冠は淡緑色、広鐘形で、直径1.5センチほど、先は浅く5裂する。液果は楕円形で淡緑色。花期は6〜7月。本州、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

絶滅危惧U類に指定されている植物です。みつけるのは難しいだろうと、半ば諦めもあった花です。
それが、他の花を探そうと山に入った時、全くの偶然に目に入ったのです。テンニンソウの若葉が群生する中からみつけました。葉は極めてよく似ていて、よくこの中からみつけたものだと、感心しきりです。
花は緑色で目立ちません。一つ有れば他にもあるはずと、葉の裏に垂れ下がる花を探しましたが、すべてテンニンソウで、とうとうみつかりませんでした。やはり、数は少ない花なのでしょうね。

でも、この植物が生える環境は分かりました。
植物探しで大事なことはその植物の生育環境を知ることで、確実にみつけ出す確率が高くなってきます。
探す植物が生えそうな環境の場所に行き当ると、
”あやしい!”と、探す目に力が入ります。

-同じ科の植物-
2014.7.6 山梨県
2014.7.3 山梨県 2014.7.3 山梨県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery