<サマニヨモギ>

”花 紀 行”

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白花品は1ヶ所で見られただけでしたが、ミヤマオダマキは各所でみられました。
見慣れた花ですが、これほど多い山は初めてです。
ナンブイヌナズナ、ミヤマアズマギキを撮ろうとしても、、片隅にこの花が写ります。

<イワガラミ>

<アキタブキ>

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<カトウハコベ>

<ナンブイヌナズナ>

<ナンブトラノオ>

<ウラジロヨウラク>

〜 東北の三山:早池峰山、秋田駒ヶ岳、鳥海山 〜

2010.7.4〜7.10

下ってきた道を振り返ります。
朝はどんよりと曇り、今にも雨が降り出しそうでしたが、次第に雲は薄くなってきました。
雲は流れ、ときおり青空がみられる早池峰山でした。

辿って来た道を振り返りながら、多くの花たちを見せてくれた早池峰山に感謝です。

<チシマゼキショウ>

〜山頂にて〜

ここまで余り他の登山者に会わなかったのですが、山頂に近づくとすれ違う人々が増えてきました。
反対側の小田越から登ってきた方々でしょう。
あとで分かったのですが、早池峰山は小田越側から登った方が楽なようです。

山頂には両側から登ってきた方々の合流で、平日とは思えないほどの登山者で賑わっていました。
それぞれの顔に、山頂を極めた喜びがみえます。

そこに、前日案内所で、ある植物の自生地を教えてもらおうとした方が居ました。10名ほどのパーティーを案内してきたようです。ゆったり、再び自生地を教えてもらおうとしましたが、口は重く、教えて頂けませんでした。早池峰山でも1ヶ所しかないとのことでした。
この言葉を聞いて、早池峰山でもこの植物を大切にしていることを知りました。
もう、問いません。パーティーを案内して下る背に、いつまでも大切にお守り下さいと祈ります。

探していた花ですが、山頂付近になって
ようやくこの花がみられるようになってきました。
待ちわびた花です。

植物園で見たことがあるものの、自然の姿は
格段に違います。
周りにはミヤマオダマキ、ハヤチネウスユキソウ、
ミヤマアズマギク、・・・色とりどりの花たちが
斜面を彩ります。

中でも、鮮やかな黄色がひときわ目立ちます。

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視界が開けると、遠くの斜面に白い花が
連なっているのが見えます。
ハヤチネウスユキソウでしょう。

思わず足が早まります。
やはりハヤチネウスユキソウでした。
待ちわびた出逢いに、心躍ります。

斜面は白い花に混じり、黄色や紫色、・・・
ずっと花の列が続きます。


ハヤチネウスユキソウは次々と美しい姿を見せ、
そのたびにリュックを下ろし撮影です。
歩みは、すっかり遅くなりました。

<ウラジロヨウラク>

ウラジロヨウラクとの違いは、萼片の長さにあります。
当初は、どの位長いとガクウラジロヨウラクというのか分かりませんでした。
こんなに明らかなのに・・・

<マルバシモツケ>

この花も好きな花です。佐渡での出逢いが大感激でした。
島根、尾瀬、磐梯山、・・・その後の出逢いは多い。そして早池峰山〜出逢いはいつもうれしい。

麓には多く、中には高さが1メートルを超えるものがありました。
最近フキ料理を覚えたので持って帰りたいところでしたが、
先の旅程は長いので断念しました。

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<ヤマブキショウマ>

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<ムシトリスミレ>

<シロバナミヤマアズマギク>

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<ミヤマオダマキ>

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<ハンサンシャクナゲ>

<ハナヒリノキ>

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<ヒロハヘビノボラズ>

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<ミヤマヤマブキショウマ>

この花はきれいに撮りたかった。
好きな姿ですし、早池峰山の固有種でもあります。

意外にいいロケーションでの出逢いはなく、
撮影には苦労しました。

ミヤマヤマブキショウマ
ミヤマシオガマ
ナンブイヌナズナ

ミヤマアズマギクにも白花品がありました。

背景はホソバイワベンケイとミヤマキンバイでしょうか。

<ガクウラジロヨウラク>

全行程
1日目(4日):東京自宅5:00-(東北道550K))-花巻IC-河原坊駐車場13:20-避難小屋うすゆき山荘泊
2日目(5日):河原坊登山口6:20-山頂1100-小田越14:20-河原坊15:00-うすゆき山荘泊
3日目(6日):うすゆき山荘4:30-秋田駒ヶ岳アルパこまくさ駐車場 バス7:07発-(秋田駒ヶ岳)-帰りは13:30発バス- 
         乳頭温泉-田沢湖畔ホテル泊
4日目(7日):移動日(休養日) 鳥海山の情報収集 三崎公園キャンプ場泊
5日目(8日):キャンプ場-鳥海山登山6:30〜13:30 -休暇村羽黒1420着 友人と合流 泊 
7日目(9日):休暇村羽黒-新潟方面海岸線(村上〜弥彦山登山〜寺泊)-関越PAで休息
8日目(10日):自宅着1:20

” その2 秋田駒ヶ岳とその周辺 ”

テント泊を予定していたのですが、案内所の勧めもあって、ここを使わせてもらうことにしました。
テラスがあって、中は20畳ほどの広さでしょうか。きれいに整理されていました。水は沢から引かれ豊富です。
                                      (注意:虫対策を忘れずに!)

テラスで食事の用意をしながら、今日登ってきた早池峰山を仰ぎ、見てきた花たちを想い描きます。
もちろん、片手にはビールがあります。これも至福の時です。

さて、明日は秋田駒ヶ岳に向かいます。

うすゆき山荘にて

小田越から河原坊まで舗装道路を3〜40分ほど歩きます。
疲れた体にはちょっと遠く退屈な道ですが、道端にはヤマオダマキ、キバナオダマキ、
ベニバナイチヤクソウ、ノビネチドリなどがみられ、何とか退屈を紛らわすことができました。

山頂からしばらくは緩やかな下り道が続きます。
コイワカガミのやモミジカラマツの群生地は、腰を下ろしてゆっくり浸っていたいほどの
見事な景観です。

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<ハヤチネウスユキソウ>

早池峰山の固有種です。

この花は咲き始めがきれいです。

小田越への下り、樹林帯に入る手前には
沢山みられました。


早池峰山への登山は小田越から登り
河原坊に下った方が楽のようです。

さて、いよいよ早池峰登山です。標識の脇から沢を渡り、樹林帯に入ります。
どんな植物との出逢いがあるのか、心躍るスタートです。

<モミジカラマツ>

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<ホソバツメクサ>

北海道大雪で撮り忘れ、悔やんだ花です。
まだほとんどが蕾で、いくつか黄色くなってきているものがありました。

登山道脇は草地が続き、強くなってきた風に、ミヤマアズマギクや
サマニヨモギがよくあおられます。

黄色はナンブイヌナズナ?

まずは、明日からの早池峰山登山の前に散策した
「うすゆき山荘」周辺に生えていた植物です。






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<ミヤマオダマキ白花品>

八ヶ岳で見慣れた花ですが、一段ときれいでした。

<ミヤマシオガマ>

この写真は下山後15時頃です。

東京を早朝に発って早池峰山の麓に着いたのは、日曜日の午後1時前。マイカー規制がほどなく解除されました。
長旅の疲れは、これから始まる花旅の楽しみですっかり吹き飛んでいました。
ゆっくり登山口への道を走らせながら、すでに花探しモードです。

案内所で教えてもらった「うすゆき山荘」(無料)で、明日からの花の出逢いを願って乾杯です。

尾瀬の撮影では不満が残っていたので、出逢いを楽しみにしていました。
しかし、ようやくみつけたカトウハコベは2輪しかなく、またも次の機会を
待つことになりました。

<オオバセンキュウ>

大雪黒岳で見たことがあるウコンウツギです。この花は、開けた高地がが好きなようです。
早池峰山でも山頂付近の日当たりのいい場所に生えていました。

<オオカサモチ>

セリ科は難しいのですが、オオカサモチだと思います。

ミミコウモリと思っていますが、特徴の耳の確認していないので、?です。
葉柄の基部に耳形の翼があります。

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<ウコンウツギ>

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<ミヤマアズマギク>

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<コケイラン>

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秋田駒ヶ岳には、ケナシハクサンシャクナゲがあります。
葉の裏面が無毛で淡緑色が特徴です。

<ヤマオダマキ>

” その1 早池峰山、その周辺 ”

その3 鳥海山とその周辺
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いつ見ても、星形の花がきれいです。

<コイワカガミ>

足下に突然現れて、びっくりしました。
初めて見るミヤマオダマキの白花です。

一週間後だったでしょうか。
九州の花仲間が同じ花を撮影されていました。
日を異に、同じ花を見たことを知るのは、
うれしいものです。

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駐車場脇の大木に絡まっていました。

ミミコウモリ?