ヤマラッキョウ
シロバナヤマラッキョウ

ユリ科 ネギ属 
   APG分類ではヒガンバナ科

 
2006.9.29 長野県志賀高原   2003.9.23 長野県車山


山地や海岸近くの草原、高原などに生える多年草で、高さは30〜60センチ。葉は基部に3〜5個付き、円柱状、断面は鈍三角形。
花は茎頂に球形の散形花序に多数付き、花被片は紅紫色で楕円形、先は円く、長さ5ミリほど、平開せず、雄しべは長く突き出る。花期は9〜11月。福島県以南〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

秋の澄み切った青空が似合う花です。姿勢を低くしてこの花越しに秋空を見上げると、秋に浸る喜びを感じます。
車山の草原にはいたる所に天を突いて咲いていますが、よく見ると、様々な色と姿を見せてくれています。写真を撮るのを楽しくさせてくれる花と思っています。
ラッキョウの名は根の形に由来すると予測するかも知れませんが、花の形が似ているからとか。茎をつぶすとニンニクのような強烈な香りが漂うといいますが、まだその香りを嗅いだことはありません。
花の色は濃淡ありますが、まれに白色のものが見られます。シロバナヤマラッキョウと呼ばれます。

−同じ科の植物−

2003.9.23 長野県車山 2006.9.29 長野県志賀高原
2003.9.23 長野県車山
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