ヤグルマソウ

ユキノシタ科 ヤグルマソウ属

山地の湿った林内などに生える多年草で、高さは80〜120センチ。根出葉は葉柄があり、5小葉からなる掌状複葉で大きい。小葉は倒卵形で、先は5浅裂し、裂片はほぼ三角形、先端は鋭尖形で尾状、縁は細鋸歯。
花は長く伸びた花茎の先に円錐花序を付け、多数の花を付ける。花は直径6〜8ミリと小さく、花弁はなく、5〜7個ある萼片は緑白色で花時は白色、平開する。花期は6〜7月。北海道〜本州に分布する。

〜徒然想〜

本HP開設時に掲載の花で、14年ぶりの修正と画像の追加です。いつの間にか時間が経ってしまったと、感じるものがあります。
山に入れば見られる機会は多いものの、最初の感動を忘れ撮影をスキップしていてしまったのでしょう。
花序は大きく壮大です。でも、一つ一つの花は星形できれいです。このきれいな花が花弁ではなく蕚片であることに、改めて感動を覚えます。

それにつけても、開設時に書いたコメントを読み直すと、あまりにも稚拙でした。こんなコメントを10数年も収載していたと思うと、・・・。

−同じ科の植物−
2004.7.10 長野県八ヶ岳
   2005.6.4 東京都高尾山
 
 2007.6.24 埼玉県    2017.7.12 岐阜県
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