野原、林縁などに生え、長さ2メートルほどにもなるつる性の1年草。葉は3小葉からなり、頂小葉は広卵形〜卵形、先は鋭頭〜鈍頭、両面に伏した白い毛がある。側小葉は頂小葉よりやや小型。
花は葉腋に長さ1〜6センチの偽総状花序に5〜12花付く。旗弁は基部白色で上部は淡紫色、翼弁と竜骨弁は白っぽく、長さ1.5〜2センチ。萼は有毛。果実(豆果)は狭長楕円形、長さ2〜3センチで、淡褐色の毛が密生する。花期は8〜9月。北海道〜九州に分布する。
〜徒然想〜
私が好んで行く裏高尾スミレ街道の入り口付近。垣根に絡まり、この花が咲いていた。花は紫と白とのアンサンブル 〜 こんな語を使うのは久しぶり。今でも使うのだろうか。
ネットで検索したら“アンサンブル予報”がヒット。週間予報や1ヶ月予報に用いられる技術だそうだが、こちらの方が解らない。
話が逸れましたが、マメ科の花には時折はっとする姿を見せられる。柔らかいというか、ふくよかというか、色使いがいいのだろう。
このHPの開設当時に収載した植物です。久しぶりにこの項を見直すと、身が縮む徒然想が書かれていました。気恥ずかしいものですが、これも当時の正直な想いです。残すことにしました。
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