リュウノウギク

キク科 キク属

 
2004.11.6 東京都奥多摩   2004.11.6 東京都奥多摩


山地、丘陵地の乾いた岩場、林縁などに生える多年草で、高さは40〜80センチ。葉は卵形〜広卵形で、普通3中裂し、基部は切り形〜くさび形になる傾向が強い。表面は緑色で、裏面は毛が密生する。
頭花は直径3〜4.5センチ、舌状花は白色。総苞は内片が卵形、外片が線形で、先端がそろう。花期は10〜11月。福島・新潟県以南、四国、九州(宮崎県)に分布する。

〜徒然想〜

この日は蜂谷から入って鷹ノ巣山に登り、石尾根を下りました。
石尾根の下りは奥多摩駅につながる道です。登山道の出口に着いたときはもう夕暮れに近く、心地よい満足感が残りました。

そんなときに迎えてくれたのがこの花で、白く淡い光を放っているように見えました。

竜脳香は東南アジアに自生する竜脳樹から採れる重要な香りです。リュウノウギクの葉を揉むと似た香りがするといいますが、嗅いだことはありません。

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 2020.11.22 千葉県   2020.11.22 千葉県 
以下の画像は、総苞は本種と思われるが、葉や花弁の幅が疑問  
 
 2011.10.9 山梨県    2011.10.9 山梨県
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