低地〜山地の草原などに生える多年草で、高さは20〜100センチ。葉は対生し、葉身は卵状披針形、先は尖り、3脈が目立ち、縁には細かい突起がある。表面は緑色で裏面は淡緑色。
花は茎頂や上部の葉腋に付き、花冠は鐘形で長さ3〜4.5センチ、紫色〜青紫色で内面は白っぽく茶褐色の斑点がある。先は5裂し、裂片の間に三角形の副片がある。萼筒は長さ10〜20ミリ、萼裂片は線状披針形。基部に苞が付く。花期は9〜11月。本州〜九州に分布する。
〜徒然想〜
車山には数多く自生していました。その一つ一つの姿が違うように思えて、ずいぶん時間をかけて撮影しました。
昼食時、寝転がって見上げた空はもうすっかり秋の雲でした。そして、その目の前にもリンドウが空を見上げていました。その風景にはっとして、再び撮影を開始します。
ローアングルで、秋のすじ雲を背景に、いい写真が撮れました。
根を乾燥させたものは、竜胆(りゅうたん)という苦味の強い生薬として知られています。主に健胃を目的とし、苦味成分が胃液の分泌を促進します。
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