ネバリノギラン

ユリ科 ソクシンラン属 
   APG分類ではキンコウカ科


 
2006.7.30 長野県八ヶ岳   2006..7.7 長野県八ヶ岳


亜高山〜高山帯の湿った草地などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。葉は根元に束生し、披針形〜倒披針形、茎葉は披針形。
花は茎の先に総状に多数付き、黄緑色の壺形、長さ6〜8ミリ、先は6裂する。茎、花序、花被には腺毛があって、触ると粘る。花期は5〜8月。北海道、本州中部以北、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

亜高山から高山の草原に見られます。茶色ですくっと直立する姿をみれば、すぐこの花と気付きます。茶色の姿に出逢うことが多いが、花は黄緑色。やがて全体が茶色に変化していきます。
花穂にさわるとベタベタする。
葉のそばの小さな包(包葉)をイネ科の芒(のぎ)に見立てました。ソクシンラン属です。それで、ネバリ・ノギ・ラン。
遠景を背景に入れることが出来るところに咲くので、ボケを生かした写真がいい撮れるはずだが、私にはその技術がない。


−同じ科の植物−

  2004.7.24 長野県八ヶ岳    
2023.8.26 長野県
根元の葉は多数
2023.7.12 長野県
花被片に腺があり粘る 苞は披針形
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