ナツエビネ

ラン科 エビネ属

 
2014.8.19 千葉県  2014.8.19 千葉県


湿った落葉樹林下などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。葉は3〜5枚束生し、狭長楕円形。
花は葉の基部から20〜40センチの花茎を出し、総状花序に花を多数付ける。花は。唇弁は淡紫色で濃淡があり、心状広卵形で3裂し、側花弁は線形で唇弁より紫色が淡く、蕚片は上に反り返り白色〜淡紫色。花期は7〜9月。北海道(奥尻島)〜九州に分布する。


〜徒然想〜

関東地方で自生のナツエビネをみつけることはできないと思っていました。それが、房総半島にあることを知り、厚かましくも案内をお願いしてみることにしました。
ブログの雰囲気が好ましく、人柄が分かる想いをしたこと、そのブログにコメントする方が、これまた人柄がいい知人だったからでもあります。新しい花仲間の予感がしました。
ナツエビネは、深い藪漕ぎの果てにありました。一人では、とても入れる場所ではありません。藪漕ぎの経験が少ない私としては、ある意味新鮮な花探しでした。

高知では、予期もしなかった花情報が得られ、一人うれしい撮影タイムを堪能しました。
場所は3ヶ所、5株ありました。
すぐ側に登山道がありますが、登山道からは見えません。時折登山者が通り過ぎます。話し声が聞こえてきます。それも次第に遠ざかると、再び森閑とした湿った森が戻ってきます。鳥の声も聞こえない、無音の森です。

-同じ科の植物-

2014.9.6 高知県 2014.9.6 高知県
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