ムラサキサギゴケ


サギコケ

     ゴマノハグサ科 サギゴケ属
 
2006.6.10 福島県   2016.4.23 栃木県


田のあぜ、草地など湿った場所に生える多年草で、高さは10〜15センチ。匐枝を出して増え群生することが多い。葉は根元に集まり、倒卵形。
花は根元の葉の間から花茎を伸ばし、紅紫色の唇形花を付ける。下唇は3裂し中央は隆起して黄色となり、赤褐色の斑点がある。花期は4〜5月。本州〜九州、沖縄県に分布する。
花の白いものはサギゴケという。


〜徒然想〜

東京狛江市には、未だ田圃が残っています。そのあぜ道にはびっしりとこの花が咲きます。
とはいえ、あまりにも見慣れていると、撮影する意欲が湧かないものです。
片や、遠い地でこの花を見ると新鮮で、撮影意欲が湧いてしまいます。そんなもんではないでしょうか。

沖縄の草地での群生する姿は壮観でした。
白花品は栃木県の芝地で見られました。ある一角だけが白花で覆われています。これもまた壮観でした。

似た花にトキワハゼがあります。違いは、トキワハゼはより花が小さく、唇形花の上唇のみが紫色です。トキワハゼは匍匐枝を出さない1年草でもあります。

−同じ科の植物−

 2006.6.10 福島県    2016.4.23 栃木県
                           2007.3.19 沖縄県
2016.4.23 栃木県